歯のホワイトニングと聞くと歯を削ったりするのではないかと思うかもしれませんが、歯に溜まった着色物質のみを薬剤を使って落とすものです。歯は本来自然な白い色をしていて食事やタバコ、加齢などによって着色します。その着色物質を過酸化水素や過酸化尿素を使用して白くします。安全性については賛否両論があります。ホワイトニング剤につかわれる過酸化水素は、歯肉炎や歯周病の治療のための洗浄や殺菌に使われていますし、個人でするホワイトニングに使われる過酸化尿素はアメリカのFDAでも安全性が認められています。また、これらの薬剤をどれくらいの期間でどれくらいの量を体の中に取り込んだかという点で問題視することもあります。
この方法にはメリットとデメリットがあります。
メリットはラミネートブラウンなど自分の歯ではないものを使ったり、削ったりするのではなく薬剤を使用して白くすることです。
デメリットとしては、普通は1回の施術でずっと効果が続くのではなく半年から1年ぐらいで効果がなくなり、また施術をしなければならないです。
そして知覚過敏です。歯の表面にあるエナメル質にひびがある場合、その方の感受性によって、そこから中に薬剤が浸透して痛みを感じることがあります。