当院では新型コロナウイルスを含むあらゆるウイルスや細菌による院内感染を予防するため、診療中のマスク・手袋の着用、うがい・手洗いの徹底歯を削る器具の患者様毎の交換と専用機器による滅菌。可能な限り使い捨ての資材利用、アルコール及び次亜塩素酸水を用いた院内器具の滅菌を実施しております。
また、口腔内を清潔に保つことはウイルスによる感染予防対策として非常に有効な手段となりますのでこちらの動画もご覧になってください。
2014年5月、「歯削る機器7割使い回し 滅菌せず院内感染懸念」という新聞記事が読売新聞に掲載されました。
実は、これまで一般には全くと言っていいほど知られていなかったのですが、治療に使用する器具を全て個別に滅菌している歯科医院はとても少ないのです。
※『滅菌』とは、すべての細菌やウイルスを死滅させる、または完全に除去することをさします。
当院では、2007年の開業時から徹底した院内感染予防対策に取り組んでいます。
開業当初から、日本の歯科医院ではほとんど導入していない世界最先端の滅菌システム・滅菌器を導入しました。
そのような取り組みが認められて、院長は盛岡市歯科医師会の依頼を受けて、歯科医院向けに「院内での滅菌・消毒管理のポイント–最新のシステムから学ぶ −」というと題して当院の滅菌システムについて講演も行いました。
歯科医院のモデルとなるほど、当院は院内感染予防・衛生管理に徹底的に行っています。
どれも非常に手間やコストはかかりますが、患者さまから見えない部分だからこそ、徹底的にこだわって安心安全な医療を提供しています。
今後も、「自分たちが通いたくなる歯科医院」「真の患者さま目線に立った歯科医院」を実現するために、徹底した衛生管理を行なっていきます。
Hu-Friedy社の協力による、最新滅菌システムのモデルクリニックとして、日本の歯科医院では、ほとんど導入されていない滅菌システムの構築を行なっています。
世界最高水準の滅菌器「LISA」を導入しています。日本の歯科医院ではほとんど導入されていない最新・高性能(クラスB)の滅菌器です。
例えば、狂牛病の原因となる「プリオン」というウイルスは、クラスBの滅菌器でしか死滅させることができません。
従来の滅菌器に比べて、導入コストや維持費、そして手間も非常にかかるため、導入している歯科院は非常に少ないのですが、当院では4台も導入しています。安全な環境のためには投資は惜しみません。
歯科用タービン(歯を削る器具)の滅菌に、最新型の歯科用オートクレーブ滅菌器「DAC Universal(ダック・ユニバーサル) 」ドイツ製シロナ社)を2台導入しております。
簡易的な滅菌器を導入している歯科医院も多いですが、当院では最も信頼性が高く高価な機種を導入しました。
歯の治療で使用している治療器具をを患者さん毎に滅菌している歯科医院は、ある統計では15%以下という数値でした。
当院では、開業当初から全て患者様毎に滅菌を行っています。
当院では、スタッフ全員が患者様ごとに、毎回グローブの交換を必ず行っています。他の方の口を触った後に、手洗いをしたとしてもそのまま自分の口を触られるのは抵抗感がありますよね。
法律では交換は定められていないため、交換していない歯科医院も多いようですが、『自分が治療を受けたい』『家族に治療を受けてもらいたい』そんな歯科医院を目指しているからこそのこだわりです。
手袋だけでなく、エプロン、うがい用のコップ、顔におかけする際には紙タオルなどを使用し、すべてディスポーザブル製品を使用しています。
もちろん、患者さまごとの使い回しはありません。すべての患者様にできるだけ不快な思いをすることなく治療をお受け頂けるようにしています。
患者様が処置を終えたあと、次の患者様をご案内する前に機材やユニットを掃拭しています。
医院で使用しているバイオトロール製品は、微生物を死滅させる力を持ちながら、人間やペット、植物には無害のため非常に安全性が高い除菌抗菌剤です。病院や食品工場、農場など安全性と衛生的な環境を最も求められる現場で幅広く使用されています。
院内感染対策に有効な歯科用吸引装置である口腔外バキュームを設置しています。
歯を削るときには、目に見えないほどの細やかな水や粉塵が、飛び散ります。
この水や粉塵が患者様の顔にかかったり、吸い込んだりすることを防ぐ『フリーアームアルテオ』を導入しています。
フリーアームは強力な吸引力で治療時に発生する細かい粉塵を吸い取り、安心でクリーンな院内環境づくりのお手伝いをしています。
当院には、歯科医院では数少ない滅菌担当というスタッフが常駐しています。
仕事の主な内容は、滅菌・感染対策を徹底するために、治療が終わった器具器材の後片付け、滅菌消毒業務となります。
また、患者様に安心で安全な治療を提供するために、常に院内の環境に気を配ることを心掛けています。
当院がこだわる部分だからこそ、丁寧に行なうために人員を配置しています。
歯科用バーなどは歯を削るときはもちろん直接患者さんの口や歯に触れ、血液・唾液に接触する器具です。
そのため、一度使用した器具は超音波洗浄器にかけ、微細な切削片などを除去しタンパク質を分解、その後個別に滅菌バックに包装して滅菌します。
滅菌後の滅菌バックはその都度、破棄しますので非常にコストはかかりますが、患者様の目の前で滅菌バックから取り出して使用しますので、安心して治療を受けて頂くことができます。
歯科医院は、お口の中に触れるため衛生面は非常に気になりますよね。
最近では、インプラントの使い回しといった事件がニュースにもなりましたので、安全面や衛生面に特に関心が高まっているようです。
インプラントの使い回しなどは論外ですが、「必要最低限の滅菌処理し介していない」「他の患者の口を触った手袋のまま治療を続ける」「一日中手袋を変えない」「器具の消毒が十分でない」といった状況の歯科医院がまだまだ多いのが現状です。
しかし、患者さまからは、どの程度の衛生管理がなされているのか実態は分かりません。医院の内装がきれいだからといって、衛生管理が徹底されているとは限らないのです。
当院の患者さまには、不安を持ったまま治療を受けて頂きたくありません。そこで、当院が導入している、世界最先端の滅菌システム、衛生管理・院内感染予防対策についてご紹介致します。
当院では開業時より、Hu-Friedy社の協力による、最新滅菌システムのモデルクリニックとして、日本の歯科医院では、ほとんど導入されていない滅菌システムの構築を行なってきました。
皆様の治療に使用する器具を、どのように滅菌・消毒をしているのか、当院が導入しているシステムをご紹介いたします。
これが特徴である、基本セットを入れたカセットです。普通の滅菌の過程では、このようなカセットを使用することはありません。非常に手間とコストがかかるのですが、カセットに収納することにより、より均一に滅菌できる、使用直前まで無菌が保たれる、器具の損傷がなくなる、といったメリットがあります。
まずは治療に使用した器具の全てを超音波洗浄機にかけます。特殊な薬液で洗浄し、次に水で洗浄するという2回の行程を行ないます。
普通の滅菌行程では、手洗いのみで済ませ、落ちにくい汚れがついた時のみ超音波洗浄機を使用しますが、この方法では、手洗いの6倍以上の洗浄効果が実証されています。
次に洗浄機で、さらに洗浄します。超音波洗浄機のみでも、ほぼ完全にきれいになるのですが、薬剤を落とすなど、さらに完全な洗浄をするために徹底的にこだわっています。
洗浄した後は、乾燥機にかけます。多くの場合が、専用の機械はもちろん使用しませんし、自然乾燥さえせずに滅菌器に入れて滅菌をしてしまいます。しかし、水分がついたままだと、完全に滅菌が行えない恐れがあります。そのリスクを防ぐため、専用の機器により乾燥させているのです。
乾燥が終わったら、全てのカセットを、専用のペーパーで包装します。1つ1つ手作業で行なうため、大変手間がかかるのですが、完全に滅菌するために必要な行程です。
包装した状態のカセットです。このまま滅菌器にて滅菌を行ない、治療の直前に患者さまの横で開封します。そのため、使用する時まで、完全に無菌状態となり、安全な状態を実現しています。
こちらが、当院で使用してる「LISA」という滅菌器で、歯科ではほとんど使用されていない高性能滅菌器です。通常の滅菌器よりも、真空になる度合いが高く、高い精度での滅菌を可能にしています。無菌状態が必要な外科処置をする医科でも使用される、世界トップクラスの性能を誇っています。
滅菌後は、使用するまでの間も衛生的に管理できるように、治療の内容で必要な物に分けて専用の棚に保管しています。
治療を行なう直前にカセットの包装を解くことで、完全な滅菌状態で治療を開始することが出来ます。
このように、大変手間とコストのかかるシステムですが、患者さまから見えない部分だからこそ、徹底的にこだわって現在のシステムを採用しています。
今後も、「自分たちが通いたくなる歯科医院」「真の患者さま目線に立った歯科医院」を実現するために、徹底した衛生管理を行なっていきます。